第2章 壮大なるファンタジー「新ひかり伝」シリーズ 第1賞 第2賞 第3賞
ビックリマン大復活!

大ブームを経て、一応のストーリーを完結させたビックリマンが奇跡の復活を遂げたのは2006(平成18)年のことだった。それまでは復刻版などのビックリマンチョコが発売されたことはあったが、ストーリーの根幹に関わる新シリーズがスタートする、ということでファンは話題騒然となった。それもそのはず、10年以上の歳月が経ってからのストーリー再開だったからだ。雑誌、マンガ、玩具、文具から生活用品に至るまでの幅広い商品が世の中を席巻し、ひとまずの役割を終えたビックリマン。昭和を代表するホビーとなったシール。コレクションというジャンルを確立させたコンテンツの復活は、かつてのマニアはもちろん、新たなるファンも巻き込んで期待を集めた。

シリーズ復活第1弾、その名は「ビックリマンひかり伝」。ブームを巻き起こしたストーリーのさらに以前、ビックリマンワールドが誕生する創世記が始まった。ビックリマンの誕生というより、宇宙の創生を感じさせる奇妙奇天烈なキャラクター群、惑星の構築は期待に応える壮大さ。今ではビックリマンの顔となった「スーパーゼウス」や「スーパーデビル」「聖フェニックス」「ヤマト王子」らのルーツを明らかにしていくマニアにはたまらないシリーズの幕開けとなった。

その後も「ひかり伝II」「ひかり伝III」「ひかり伝おとぎ」「ひかり伝聖魔暦」「ひかり伝聖魔十戒」「ルーツ伝」「聖核伝」と立て続けにシリーズが発売され、ファンを大いに楽しませた。同時にキャラクターや世界観のルーツを垣間見せ、謎解きパズルのワクワク感もエスカレートさせた。しかし、一連の新ストーリーは1985(昭和60)年のスーパーゼウス時代にはまだ到達していない。次なる謎の一端は近く明かされるとのウワサもあるが…。