漢熟覇王 ネクスト3

漢熟覇王争いは一時休戦? 新たなる漢熟戦士登場で、新たなる物語がいま始まる!シールよりさらに深い情報や、ぞくぞく湧き出る四神ゲンブの裏話を一挙大公開! 漢大陸はどうなるのか『漢熟覇王ネクスト3』を見のがすな!!
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第4回 魔神(まじん)エトナの奇跡が呼ぶ四神(ししん)セイリュウの大復活!
漢大陸に現れし偉大なる戦士たち、そう漢熟戦士たちの勲章<くんしょう>でもある「漢熟覇王シール」を今一度、見直してほしい。漢大陸の大地を治める四方の神々のことじゃ。北は四神ゲンブ、南には四神スザクがおる。そのことは当然、シールを持っておるから、皆さんもよくおわかりじゃろう。ところがじゃ、シール化されていない西の四神ビャッコ、東の四神セイリュウと聞いても、ピンとこないじゃろ。今日はそんな東の守り神・四神セイリュウが実体化した話をしよう。

もともと神々によって造られたのが我々漢熟戦士じゃ。その神々は実体化しておらず、ワシらの目にも見えん。神々の優劣を具現化し、決着をつける場が漢大陸じゃった。漢大陸は東西南北の四方に分かれ、それぞれ守り神がお目付役となり、戦況を見守ることとなった。だから、ワシら四神は戦いに直接関わることはなく、今回の銀華橋<ぎんがきょう>大戦も同様の構えじゃった。ところがじゃ! こともあろうに、新漢熟戦士たちは、実体化したワシらを漢四方玉<カンしほうぎょく>に封印し、動くことすら押しとどめてしまったんじゃ。彼らの狙いはただひとつ。四神が現漢熟戦士へ送るパワーを恐れた、ということじゃ。彼らは漢大陸を乗っ取りに来たわけじゃが、何の計算もなくやってきたわけではない。かなりの研究を重ねて、勝算を見込んだ上で戦いを挑んできたといっていいじゃろう。

銀華橋大戦が始まり、これまでは四神からパワーを受けるばかりの漢熟戦士たちが、逆に四神へパワーを送り出した。聖念<せいねん>のことじゃ。西では純白<じゅんぱく>のトウハクが四神ビャッコに聖念を送ると、白虎玉が揺れ始めた。北では聖コウシが聖念を送ると、玄武玉が鼓動<こどう>に合わせ発光しだした。では東の青龍エリアでどうなったか、という話じゃ。

青龍エリアにまたがる銀華橋でのメインイベントは、まぎれもなく東2で繰り広げられた魔神エトナと超良面<ちょうイケメン>オーラムの一戦じゃ。おてんばの度を超えたエトナは、斧を振り回しているうちに、壊れるはずのない銀星球にヒビが入ってしまった。オーラムどころか、これには新世代の漢熟戦士たち全員が驚いた。と同時に、全てが順調だった計画がいっぺんに吹っ飛ぶ瞬間でもあったからの。エトナとオーラムは一進一退の攻防を繰り広げていたが、無尽蔵<むじんぞう>のスタミナで暴れまくるエトナが押せ押せムードじゃった。攻撃が当たらずとも、次々と手数を出すエトナに、クールなオーラムもうんざり気味じゃった。時を同じくして、銀華橋東1におった七曜玉<しちようぎょく>ヨウキヒが聖念を、東4にある青龍玉<せいりゅうだま>に送っておった。「漢熟戦士同士の争いで漢大陸の命運を決めてはいけない。四神の導きこそ正しき漢大陸のある姿」との願いを込めたヨウキヒの聖念が、ついに青龍玉に届いたのじゃ。

青龍玉はすでに神能流<しんのうりゅう>サルディアの手にあった。新世代漢熟戦士たちは着々と次期漢熟覇王誕生のため、漢四方玉を集めておった。じゃが、ヨウキヒの聖念を感じ取った四神セイリュウは実体化したのじゃ。新旧どちらを応援することもないのじゃが、自らが生まれ、自らが育った漢大陸が危機に陥ってしまったとなれば、黙っていられないのは事実じゃ。大切な地である漢大陸を自ら破滅に導く神などおらん。再びパワーを授かった四神セイリュウは、四宝玉<よんほうぎょく>をすり抜け、さらには銀星球をすり抜け、さらに巨大化し、エトナがヒビを入れた銀華橋東2の銀星球に体当たりをして破壊してしまったのじゃ。

これによって、銀星球<ぎんせいきゅう>が漢大陸に発動していた氷結パワーは停止してしまったんじゃ。そして新漢熟戦士のみに与えられた宇宙パワーも無力化し、ついには全ての銀星球にヒビが入り出し、いつ壊れてもおかしくない状況となっていった。まず四神セイリュウが甦った。これが銀華橋崩壊の序曲でもあり、新しい漢大陸への幕開けとなったのじゃ

<つづく>